日工株式會社
鈴木商店工事部を母體とするアスファルトプラント最大手
日工株式會社は大正8(1919)年、鈴木商店工事部門関係者が中心となって設立した土農工具製造會社「日本工具製作株式會社」が前身です。鈴木商店からの出資は受けないものの、創業時の役員には、鈴木商店出身の奧田良三(元工事部會計課長)が代表取締役専務として実質経営を擔ったほか鈴木商店の工事部長、次長が相談役として支援、また株主の多くは鈴木商店役員?幹部、鈴木商店関係會社や取引先が占め、分社化に近い形で船出しました。
鈴木商店本店に近い神戸市栄町に本社を、明石郡明石町(現在の兵庫県明石市)に工場を設けて事業をスタートしました。
トンボ印ショベル、スコップ、ツルハシの土農工具、建築用金物類の製造から出発した日本工具製作(株)は、第一次世界大戦後の反動不況、昭和金融恐慌等々幾多の荒波を乗り越え、建設機械の製造、各種プラントの製造へ進出、更なる飛躍を期して昭和43(1968)年「日工株式會社」に社名変更しました。
今日の日工(株)は、アスファルトプラント?生コンプラント等、土木用大型プラントの製造販売を主力事業とし、コンベア搬送システム、排熱エネルギー活用裝置等の環境関連裝置にも力を注いでいますが、取り分けアスファルトプラントについては、圧倒的な國內シェアを有していま
す。さらに世界50か國以上へのプラント納入実績を有し、インフラ整備に貢獻してまいりました。
日工(株)は、創業の地?兵庫県明石において90年を超える歴史を刻んでまいりましたが、これからも事業活動を通じて“街づくり”という國土開発、環境保全に貢獻してまいります。